ローラーコンベアシャフト
ローラーコンベアはコロの原理を応用しローラーを回転させて運搬を行うものです。構成部品はかんたんにいうとローラー(パイプ)とボールベアリング、中心に軸が使用されております。
軸はだいたい15~19mmの丸鋼製軸で両端に回り止めの為、六角などのフライス加工がされているものが多いです。また軽量化したいのものは中空の軸を使用する場合もあります。
強度について
ローラーの部分のうちで強度的に不安なのが軸部分であり、ローラー1本にかかる荷重から軸径を求め、その軸径に相当する玉軸受を用います。下記に計算式を記載させて頂きます。
円径断面の軸の場合 | π/32d3=P・l1/2σ |
中空円形断面の軸の場合 | π/32(d14-d24)/d1= P・l1/2σ |
正六角形断面の軸の場合 | 0.0677a3= P・l1/2σ |
P: ローラー1本にかかる荷重(kg) |
l: ローラーコンベアのわく内幅 |
L1: わく内からボールベアリング中心までの距離 |
σ: 軸材料の許容応力にして軸材料をSS41とすると1600kg/cm2 |
d, d1,d2,a: 軸断面寸法(cm)/上記挿絵参照 |